開催９日目の｢南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ２０１５｣。日中はいよいよ明後日に作品公開制作最終日を迎えて真摯に制作作業に打ち込む招待作家のみなさんに井波地域の銘菓「田舎まんじゅう」などが提供され、夜には旧聖徳幼稚園の講堂にてサロンコンサートが開催され、一時の癒しの時間がプレゼントされました。

　午後７時３０分から旧聖徳幼稚園の講堂で開催されたサロンコンサートには、招待作家のみなさんをはじめ、ボランティアやスタッフ、一般来場者を含めて約100名が来場。京都府宇治市出身で年間１００本以上のライブ出演を通して全国各地で活躍されているというシンガーソングライター大督（だいとく）さんが、力強い歌声とギター１本で奏でているとは思えないような多彩な音色で織りなす心揺さぶる楽曲で観客の心を掴み、市の国際交流員として４カ国語を自在に操り通訳として大活躍している芸武ことゲイブ・ベッカーマンさんが、誰もが一度は耳にした事があるバッハの無伴奏チェロ組曲をしっとりと聴かせるという絶妙な構成に、招待作家をはじめ、来場者のみなさんもリラックスした表情で優雅で贅沢な時間を過ごされました。

　多彩なイベントが目白押しの｢南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ２０１５｣。作品の公開制作は明後日28日(金)までの残り２日。２９日(土)の晩には閑乗寺公園で｢チルアウト・イン閑乗寺 祈り・炎の祭典｣が行われるほか、３０日(日)の最終日には世界の食文化交流をはじめ、閉会式とフェアウェルパーティーが開催されます。フィナーレまであとわずかとなりさらに盛り上がる国際木彫刻キャンプ、世界の技と多彩な文化に触れることの出来る貴重な機会をくれぐれもお見逃しなく！