南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2015開幕!

最終更新日:2015/8/20

平高校郷土芸能部

      

8月18日(火)、南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2015の開会式とウェルカムパーティーが井波総合文化センターで開催され、招待作家をはじめボランティアや実行委員会委員、一般来場者約500名が出席して4年に1度の木彫刻の祭典のオープニングを祝いました。

 1991年の第1回から数えて今回で7回目。実に24年間の長きにわたり“木彫りを通して世界をつなぐ”のテーマのとおり、世界中から集う作家の皆さんと市民の皆さんをつなぎ交流の輪を広げてきた国際木彫刻キャンプ。今回も日本を含めた計12カ国から作家15名を招き、地元井波からの2団体も加わり、井波彫刻発祥の地である井波別院瑞泉寺を舞台に10日間の日程で1本の原木から各国の伝統、文化、民俗をテーマにした作品を完成させる公開制作を行います。
 7回目の開催となる今回のオープニングを務めたのは、南砺平高等学校郷土芸能部の皆さん。日本最古の民謡として伝わり音楽の教科書にも掲載されている「コキリコ」をはじめ、「といちんさ」「早麦屋」「麦屋節」を披露。伝統の五箇山民謡を現在に伝承する高校生の見事な舞に招待作家をはじめ来場者が目を奪われました。式典では、実行委員長の板倉均北日本新聞社代表取締役社長の開会のあいさつに続いて実行委員会会長の田中市長が「文化芸術創造都市南砺へようこそお越しくださいました。会期中に市内で行われるスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドやSCOTサマーシーズンなどに集う皆さんや市民、広く県内外から訪れる方々と交流の輪を広げてください」とあいさつ。続いて、招待作家が1人ずつ紹介され順にステージへ登壇。登壇の際には地元井波中学校3年生の女子生徒4名から歓迎の花束が手渡されました。
 会場をエイトホールに移して行われたウェルカムパーティーでは、実行委員会副会長の山田議長による乾杯の発声で、招待作家や関係者や来場者の皆さんとの歓談がスタート。歓談中に招待作家の皆さんから木彫刻キャンプ招待への感謝や公開制作に向けた意気込みなどを語るスピーチも行われ、終始笑いの絶えない楽しいひと時となりました。
 「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2015」は、明日19日(水)午前8時30分からの『仕事初めの儀』を皮切りにして本格的にスタート。期間中、22日(土),23日(日)に行われる「全国地域ブランドサミットINなんと」をはじめ、井波開町625年を記念した「世界をつなぐ大きな輪~625のこだま~」や「世界の食文化交流」のほか、多数のイベントが目白押しです。各国自慢の匠の技や多彩な伝統文化に触れることの出来る貴重な機会となること間違いなし!是非、会場まで足をお運びください。