「人類」
「HUMANITY」

ヒュマニティ（人間性）は、人間は二つの力、天と地、霊的なものと性的なもの、との間に存在していることを、ありのままに表明した実存的作品である。女は只単に肥沃と愛情と再生の象徴であるだけでなく、持続された生命を保証するものである。乳房は単なる愛や性の象徴では無くて、生命そのものの象徴である。 地上に生きるものの母として誇りと威厳に溢れ、両腕を高く掲げた女は、何処何処までも地上に生きるものでありながら、彼女には、全ての地上の生き物には、天の使命が課せられている。 ヒュマニティは恥辱に挑戦しているし、天と地の間を漂うとき、 もはや個ではなくなっている。こんなくだらないことを言ってしまってみると、人は誰の言うことも聞くものではないという 真実により近づくであろう。作品ヒュマニティを一つの自律性を持ったものと見て、自分でヒュマニティについての物語を作られたい。